【質問】PPN製剤をCVポートから投与することは可能なのでしょうか?
【A】PPN(末梢静脈栄養法)は通常、末梢静脈から投与されますが、成分や技術的にはCVポート(中心静脈カテーテル)からの投与も可能と考えられます。ただし、浸透圧やカロリー、感染リスク、適応外使用や保険審査に観点からは慎重に考える必要がありそうです。
・PPNは通常、TPN(中心静脈栄養)よりもカロリーが低い
・CVポートは感染リスクが高くなるため、無菌操作が必要
・適応外使用となる可能性が高く、保険審査が通らない可能性がある
・PPNは末梢静脈用に調整されているため、CV用と比較して浸透圧が低いため、血流量が多い中心静脈血管の血液との浸透圧差が大きくなりすぎて、血管内皮に負担がかかる可能性がある。