【Q】ケイツーNについて、ワーファリンを服用していない場合の腸管出血にも使用可能か?

【質問】ケイツーNについて、ワーファリンを服用していない場合の腸管出血にも使用可能でしょうか。

【A】ケイツーNを腸管出血に対して使用する場合は、ワーファリンなどのビタミンK拮抗作用のある薬剤を服用していないと適用外となる。ビタミンK欠乏による腸管出血であれば、ケイツーNの効果が発揮されるが、それ以外が原因であれば、ケイツーNの使用に関しては疑問が残る。腸管出血はさまざまな原因が考えられる。

 

ビタミンKの欠乏による次の疾患及び症状
● 新生児低プロトロンビン血症
● 分娩時出血
● 抗生物質投与中に起こる低プロトロンビン血症
● クマリン系殺鼠剤中毒時に起こる低プロトロンビン血症

 

効能又は効果に関連する使用上の注意
ビタミンK拮抗作用を有し、低プロトロンビン血症を生じる殺鼠剤として、ワルファリン、フマリン、クマテトラリル、ブロマジオロン、ダイファシノン、クロロファシノン等がある。投与にあたっては抗凝血作用…

会員登録をしていただくと全文お読みいただけます。

会員登録していただくとできること
記事を全文閲覧できます。 記事を全文閲覧できます。
記事の全文が検索できます 記事の全文が検索できます。
週1回メルマガが届きます 週1回メルマガが届きます
質問投稿することができます 質問投稿することができます

関連記事

新着記事

インスリン注射のペン残量不足時に2本併用するのは可能か?

【質問】インスリン注射を使用する際、2本を使用して単位数を満たしてもよいか。 例えば20単位を1本は5単位、もう1本は15単位で注射する場合などはどうか。 【回答】ペン型インスリンで必要単位量に残量が満たな...

ユニフィルによる夜間頻尿が考えられる場合、朝食後投与も可能か?

【質問】ユニフィルによる夜間頻尿が考えられる場合、朝食後投与を考慮してもよいか。それとも、処方の変更が望ましいか。 【回答】 テオフィリンは気管支拡張薬として有効である一方、腎臓でのアデノシンA1受容...

リスパダールによる嚥下障害の対処法と特徴は?

【質問】リスパダールによる嚥下障害について リスパダール服用中の患者に顕性誤嚥の訴えがあった場合、どのような対応をすべきか。リスパダール中止による影響はないか。代替薬はあるか。そもそも、リスパダー...

新着記事をもっと見る