【Q】フスコデ錠はレボドパ (ドパミン前駆体)と併用禁忌か?

【質問】フスコデ錠の併用禁忌に「カテコールアミン製剤を投与中の患者」とありますが、ドパミンの前駆物質であるレボドパが含まれるネオドパストン錠は併用禁忌に該当しますか?教えてください。

【A】「カテコールアミン製剤」にはドパミンが該当するため、添付文書上においては、フスコデ錠はレボドパが含まれるネオドパストン錠も併用禁忌に該当すると考えられます。

■禁忌(次の患者には投与しないこと)
カテコールアミン製剤(アドレナリン,イソプロテレノール等)を投与中の患者
配合成分のメチルエフェドリン塩酸塩及びカテコールアミン製剤はともに交感神経刺激作用 をもつことにより,不整脈,場合によっては心停止を起こすおそれがある. (フスコデ配合錠 インタビューフォーム)

カテコールアミン
カテコール核をもつ生体アミンのドパミン、ノルアドレナリン、アドレナリンの総称。(医学大辞典)

 

レボドパ製剤

・メネシット (成分: レボドパ、カルビドパ10mg含有)
・イーシー・ドパール, ネオドパゾール, マドパー (成分:レボドパ100mg、ベンセラジド)
・スタレボ (成分:レボドパ・カルビドパ・エンタカポン配合製剤)

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