【A】「アネキセート注射液」は「フェノバルビタール」などのベンゾジアゼピン受容体に作用しない薬剤に対しては影響がありません。
「アネキセート注射液」はベンゾジアゼピン受容体に作用する「セルシン(ジアゼパム)」や「ドルミカム(ミダゾラム) 」に対してのみ拮抗します。
つまり、「アネキセート注射液」はバルビツール酸結合部位には影響を及ぼさず、ベンゾジアゼピン受容体に作用する薬剤のみ効果があるということになります。
ベンゾジアゼピン骨格を持つ薬剤→「アネキセート注射液」で拮抗する
ベンゾジアゼピン骨格を持たない薬剤→「アネキセート注射液」で拮抗しない
アネキセート注射液は中枢神経系におけるベンゾジアゼピン受容体に対して高い親和性を有し、ジアゼパムやミダゾラム等のベンゾジアゼピン系薬物に対して拮抗することにより、ベンゾジアゼピン系薬物の中枢作用を消失させる。
フェノバルビタールやメプロバメート等のベンゾジアゼピン受容体に作用しない中枢抑制薬による作用に対しては影響を及ぼさない。
(引用 : アネキセート注射液0.5mg インタビューフォーム)
脳は活…