【Q】心不全におけるファンタステック4とは?それぞれの投与の順番は?

【A】心不全(左室駆出率の低下した心不全=HFrEF(ヘフレフ))に対して「βブロッカー」「SGLT2阻害薬」「ARNI」「MRA」の4剤を投与することが全死亡の減少に有効であると数々の文献で、報告されています。

・日本の「2021年 JCS/JHFS ガイドライン フォーカスアップデート版 急性・慢性心不全診療」や、2021年のESC Guidelinesにもこの4剤の使用が推奨されています。European Heart Journal 42, 3599-3726, 2021 (2021 ESC Guidelines for the diagnosis and treatment of acute and chronic heart failure)

95,444人の参加者を対象とした75の関連試験において、【ACE阻害薬、ARB、β遮断薬、ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬(MRA)、ジゴキシン、hydralazine-isosorbide dinitrate、ARNI、SGLT2阻害薬)、vericiguat、omecamtiv-mecarbil】の中でA…

会員登録をしていただくと全文お読みいただけます。

会員登録していただくとできること
記事を全文閲覧できます。 記事を全文閲覧できます。
記事の全文が検索できます 記事の全文が検索できます。
週1回メルマガが届きます 週1回メルマガが届きます
質問投稿することができます 質問投稿することができます

関連記事

【Q】ビソプロロールとカルベジロールの併用は?

【質問】ビソプロロールとカルベジロールを併用することがありますか?その場合、治療目的(どんなことを期待している)は何でしょうか?宜しくお願い致します。   【回答】左室駆出率が低下した心不全の治...

【Q】 心不全の定義は?

心臓の調子 (心機能) が悪くなること →慢性心不全 (代償性心不全) それによって血行動態が崩れること →急性心不全 (非代償性心不全) 【慢性心不全ガイドライン : 日本循環器学会 2010】   急性心不全 (非...

新着記事

ゲンタマイシン注の投与におけるトラフ値・ピーク値は?

【質問】ゲンタマイシン注(GM)についてご教示ください。 中等度腎機能低下で150mg1日1回の投与方法で開始したところ、トラフ値1.8、ピーク値10前後(だったと思います)の結果を受けて60mg1日1回へ減量しま...

ペランパネルとリファンピシンの薬物相互作用は?

【質問】ペランパネル内服中の患者にリファンピシンを使用することになりました。 電子添文に「ペランパネルの血中濃度が低下する可能性がある」と記載されていますが、実際どの程度低下するものなのでしょうか。...

透析患者のTPNにフルカリックを使用することは問題ないか?

【質問】透析患者のTPNにフルカリックを使用することは問題ないでしょうか。(禁忌は外れましたが・・・) また、使用する場合に注意すべき点はどのようなことが挙げられますか。 実際に積極的に使用しているご施...

新着記事をもっと見る