【質問】キシロカインアレルギーが疑われる場合に使用できる局所麻酔薬の
【A】キシロカイン自体が原因でアレルギーが起きた場合にはアミド型構造を持つ薬剤は禁忌の対象となります。そのため、エステル型の局所麻酔薬の使用が望ましいと考えられます。
しかし、キシロカインアレルギーはキシロカイン内の添加物である防腐剤 (メチルパラベン)によってアレルギーであることも多いため、キシロカイン自体のアレルギーかどうか精査する必要があります。メチルパラベンによるアレルギー反応であった場合、アミド型ではありますが、メピバカイン(カルボカイン)などを使用することが可能と考えられます。またポプスカインは、防腐剤が含有されていませんが、適用に注意が必要です。
局所麻酔薬一覧
エステル型
・テトラカイン(商品名 コーパロン、テトカイン)
・プロカイン(商品名 プロカニン、ロカイン)
アミド型
・ジブカイン
・ブピバカイン(商品名 マーカイン)
・メピバカイン(商品名 カルボカイン)
・レボブピバカイン(商品名 ポプスカイン)
・ロピバカイン‥(商品名 アナペイン)
・リドカイン‥(商品名 キシロカイン)
過去の回答も参考にしてください。https://closedi.jp/6313/