キシロカインアレルギーが疑われる場合に使用できる局所麻酔薬は?

【質問】キシロカインアレルギー疑われる場合に使用できる局所麻酔薬の選択について問い合わせありました(処置内容の詳細は未確認)、当院にはエステル型の局所麻酔薬の採用もなく適切な提案出来ませんでした。 このような場合、どのような対応適切であったか、他に選択肢はあったのか、ご教示頂けると幸いです。

【A】キシロカイン自体が原因でアレルギーが起きた場合にはアミド型構造を持つ薬剤は禁忌の対象となります。そのため、エステル型の局所麻酔薬の使用が望ましいと考えられます。

しかし、キシロカインアレルギーはキシロカイン内の添加物である防腐剤 (メチルパラベン)によってアレルギーであることも多いため、キシロカイン自体のアレルギーかどうか精査する必要があります。メチルパラベンによるアレルギー反応であった場合、アミド型ではありますが、メピバカイン(カルボカイン)などを使用することが可能と考えられます。またポプスカインは、防腐剤が含有されていませんが、適用に注意が必要です。

会員登録をしていただくと全文お読みいただけます。

会員登録していただくとできること
記事を全文閲覧できます。 記事を全文閲覧できます。
記事の全文が検索できます 記事の全文が検索できます。
週1回メルマガが届きます 週1回メルマガが届きます
質問投稿することができます 質問投稿することができます

関連記事

記事は見つかりませんでした。

新着記事

ヒルドイドフォームは選定医療に該当するか?

【質問】10月から始まる長期収載品の選定療養に関して、ご質問がございます。 ヒルドイドフォームは92g包装しかなく、これに該当するジェネリックは92g包装が作られておりません。処方箋で容量92gで記載...

基礎医薬品は、選定療養対象医薬品外であるか?

【質問】基礎医薬品は、選定療養対象医薬品外であるか? 【A】基礎医薬品は選定療養対象医薬品外です。 ・基礎医薬品は、医療現場でこれまで長年広く使用され、保険医療上の必要性が高く、有効性と安全性が確立さ...

医薬品供給状況の検索ツール

【医薬品供給状況を検索ツール】を公開しています。 供給状況データベース。このデータは厚生労働省のデータベース更新から1時間以内に反映されます。 厚生労働省のデータベースを使用しているので、信頼性は高い...

新着記事をもっと見る