【A】ニカルジピン注射液のpHは3.0〜4.5と酸性である。ニカルジピン注射液による血管障害について報告があるため注意が必要である。
溶液及び溶解時
pH:3.0~4.5
浸透圧比:約1 (生埋食塩液に対する比)
(参考 : ペルジピン注射液、ニカルジピン塩酸塩注射液「日医工」 添付文書)
一般的に抗がん剤以外の血管外漏出に注意すべき薬剤
高浸透圧薬、血管収縮、電解質補正、強アルカリ性薬剤
一般に pH < 4.1 もしくはpH > 9の薬剤で血管障害が起こりやすいとされている
ニカルジピン注射液の投与 14 時間以降に血管障害が発現しやすいことが報告されている
(Am J Med, 1988, 85, 331-338.)ニカルジピン注射液による血管障害が高頻度に発現していることが報告され…