【質問】キシロカイン注射液1%Eに規制がかかり、病院としての使用量をカバー出来ない状況となっています。 麻酔科医や形成外科医からは「アドレナリン入りが無いと困る」と言われるのですが、他の麻酔薬での代替は厳しいのでしょうか?人工関節手術における関節周囲カクテル注射などに使用しています。実際の現場に詳しい方がいましたらご助言ください。
【A】(回答募集中)
「キシロカイン注射液1% エピレナミン(1:100,000)含有」が2023年3月より出荷調整となりました。
「エピネフリンが含有していないキシロカイン注射液」で対応可能な手術や処置かどうかは各診療科や医師の方針となりそうです。代替薬候補として以下があげられますが、どの手術や処置で「エピネフリン非含有のキシロカイン」で代替可能かどうかを線引きするのは難しいと考えられます。どうしても必要な場合は、キシロカイン注射液の中にエピネフリンを院内製剤として混注する方法があります。
〈局所麻酔薬の作用延長〉
アドレナリンの0.1%溶液として、血管収縮薬未添加の局所麻酔薬10mLに1~2滴(アドレナリン濃度1:10~20万)の割合に添加して用いる。なお、年齢、症状により適宜増減する…