べピオゲル・エピデュオゲル・デュアックゲルの貯法が異なる理由は?

【質問】べピオ、エピデュオ、デュアック配合ゲルはいずれも過酸化ベンゾイルを含有していますが、それぞれの貯法の温度が異なるのは何故でしょうか。

【A】エピデュオゲルとベピオゲルは過酸化ベンゾイルを含有していますが、安定性試験の条件が異なるため、保管温度に差があります。ベピオゲルは25℃の条件下で安定性試験が行われたため、「25℃以下に保存すること」とされています。一方、エピデュオゲルは30℃の条件下で安定性試験が行われ、過酸化ベンゾイルとアダパレンが室温保存でも安定性を保てることが確認されたため、室温保存が可能となっています。

これに対し、デュアック配合ゲルは、室温又は25℃で保存した場合、含有されているクリンダマイシンが数ヶ月で規格外となるため、2〜8℃での保存が必要とされています。

以上のように、同じ有効成分を含有していても、配合されている成分や安定性試験の方法によって、保管温度に差が生じています。詳細は下記の通りとなります。

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