【Q】風しんワクチンは投与してからどれぐらいで効果が出てきますか?

【A】風しんワクチンは投与3〜4週間後から抗体の上昇が現れ始め、6週間後にピークに達します。そのため、6週間後と考えられます。

ワクチン接種後3~4週後からHI抗体の上昇が現れ始め、6週後にほぼピークに達し、予防接種の効果は確実となる
(乾燥弱毒生風しんワクチン 「タケダ」 インタビューフォーム)

 

接種前風しん抗体陰性の健康小児434例及び青年女子311例を対象に臨床試験を行った。本剤0.5mLを1回皮下に注射した後、6~8週後に採血、獲得抗体価(HI 抗 体価)を測定し、抗体反応を調べた。本剤接種後、小児424例、及び青年女子 308例が抗体陽転し、抗体陽転率はいずれも95%以上で、平均抗体価は6.0(log2)以上の成績が得られた。製造承認後に、高校生女子674例を対象に接種後の抗体反応を調 査したが、小児で示した抗体産生能と同様の成績が得られた。なお、抗体の持続性は、約17年の長期間持続することが確認されている。(乾燥弱毒生風しんワクチン 「タケダ」 インタビューフォーム)

→6〜8週後に95%が抗体ができるとわかります。また、抗体は17年間持続します。

 

会員登録をしていただくと全文お読みいただけます。

会員登録していただくとできること
記事を全文閲覧できます。 記事を全文閲覧できます。
記事の全文が検索できます 記事の全文が検索できます。
週1回メルマガが届きます 週1回メルマガが届きます
質問投稿することができます 質問投稿することができます

関連記事

【Q】ワクチンは一度に同時摂取可能か。

【A】海外では生ワクチンも不活化ワクチンも同時であれば摂取可能である。日本では厚生労働省定期接種実施要領や各ワクチンの添付文書の中で「2種類以上の予防接種を同時に同一の接種対象者に対して行う同時接種...

【Q】帯状疱疹に対する予防接種はなにがあるか?

【A】乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」があげられる。 適応は「水痘及び50 歳以上の者に対する帯状疱疹の予防」である。 薬価収載はないため、保険請求はできず、自己負担となる。 乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケ...

新着記事

帯状疱疹のワクチンは神経痛が残っている場合でも打ってもいいか?

【質問】帯状疱疹のワクチンを打つのに発疹ある急性期はダメなのは分かるのですが、神経痛が残っている場合でも打たない方が良いのでしょうか? タイミングが分からなくて困ってます 【A】帯状疱疹の発疹が治まっ...

フェンタニル貼付剤を半割した際に、剥離予防のためテガダーム等で覆うことを避ける理由は?

【質問】フェンタニル貼付剤の半量使用の方法について教えてください。 採用都合で急遽フェンタニル貼付剤の半量投与が必要になり色々検索をしました。 ① 先にドレッシング剤を貼る ② フェンタニル貼付剤本体を外...

がん化学療法施行時の検査の提案について

【質問】がん化学療法施行時の検査状況について教えてください。 分子標的治療薬で蛋白尿の副作用が報告されている薬剤を投与するとき、これまでの施設では投与前には毎回尿検査を実施していましたが、転職した施...

新着記事をもっと見る