【Q】腎機能低下患者へのトランサミン注の用量は?

【A】トランサミン注は尿中未変化体排泄率が約90%であり、腎機能低下患者ではトラネキサム酸が蓄積するため、減量が必要です。

 

日本腎臓病薬物療法学会が推奨する用量
CCr15-60:初回500mg、2回目以降250mg隔日
CCr<15:初回500mg、2回目以降150mgを週3回

 

米国の添付文書(CYKLOKAPRON?️)
SCr1.36-2.83:1回10mg/kg、1日2回
SCr2.83-5.66:1日1回10mg/kg
SCr>5.66:1日1回5mg/kg or 1日1回10mg/kg 隔日

(トランサミン注 インタビューフォームより)

会員登録をしていただくと全文お読みいただけます。

会員登録していただくとできること
記事を全文閲覧できます。 記事を全文閲覧できます。
記事の全文が検索できます 記事の全文が検索できます。
週1回メルマガが届きます 週1回メルマガが届きます
質問投稿することができます 質問投稿することができます

関連記事

【Q】腎血流量が低下すると腎機能が落ちるのは?

【質問】腎血流量が低下すると腎機能が落ちるのはなぜですか? 【A】腎血流量の低下は糸球体濾過量の低下を意味するため、血液の浄化速度が低下することになり腎機能が低下する。(会員からの回答)

【Q】「無尿の透析患者」と「腎機能低下患者」の違いは?

【質問】「無尿の透析患者」と「腎機能低下患者」のちがいは何ですか? 薬剤の用量調節が必要なのはどういったケースで、調節が不要なケースもあるのでしょうか? 【A】腎機能低下患者は残された腎機能で薬剤の消...

【Q】腎機能低下患者へのトランサミン注の用量は?

【A】トランサミン注は尿中未変化体排泄率が約90%であり、腎機能低下患者ではトラネキサム酸が蓄積するため、減量が必要です。   日本腎臓病薬物療法学会が推奨する用量 CCr15-60:初回500mg、2回目以降250m...

新着記事

ロスーゼット錠、エゼアト錠、リバゼブ錠の一包化の可否は?

【質問】ロスーゼット、エゼアト、リバゼブの一包化は可として良いでしょうか。一包化が必要な患者については、配合剤ではなく、それぞれ処方してもらった方が適切なのでしょうか。 【回答】 ロスーゼット配合錠 ...

緑内障患者への抗コリン作用薬処方時の対応と判断基準は?

【質問】緑内障で抗コリン作用薬が使用できない閉塞隅角緑内障か、使用することで急性緑内障発作の可能性がある狭隅角か、使用可能な緑内障か、どのように判断していますか? 日本眼科医会の緑内障連絡カードや本...

ゲンタマイシン注の投与におけるトラフ値・ピーク値は?

【質問】ゲンタマイシン注(GM)についてご教示ください。 中等度腎機能低下で150mg1日1回の投与方法で開始したところ、トラフ値1.8、ピーク値10前後(だったと思います)の結果を受けて60mg1日1回へ減量しま...

新着記事をもっと見る