【Q】「水溶性ビタミンは摂りすぎても尿から排出されるため過剰症の心配はほとんどない」というのは透析患者、腎機能低下患者においては状況がかわるか?

【質問】「水溶性ビタミンは摂りすぎても尿から排出されるため過剰症の心配はほとんどない」というのは透析患者、腎機能低下患者においては状況がかわりますか?

【A】日本人の食事摂取基準によると、ナイアシン、ビタミンB6、葉酸に耐容上限量が設定されており、サプリメント等の過剰摂取で健康への影響が出ることがわかっています。 例えば65歳〜74歳男性におけるそれぞれの1日の推奨量と(耐容上限量)は ナイアシン:14mgNE(300mgNE) ※NE・・・ナイアシン当量 ビタミンB6:1.4mg(50mg) 葉酸:240μg(900μg) であるため、耐容上限量に達するには推奨量の数倍ないし数十倍の摂取を要します。 透析患者や腎機能低下患者においては水溶性ビタミンの排泄が遅延し、この影響は強く出ることは予想されます。腎機能低下患者においてどのくらいから過剰摂取となり得るかはわかりませんが、少なくとも上記3つの水溶性ビタミンを含むサプリメント等の常用は控える必要もあるかもしれません。(会員からの回答)

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