コレクチム軟膏とモイゼルト軟膏の違いは?

【A】以下に、モイゼルト軟膏とコレクチム軟膏の違いをまとめます。

モイゼルト軟膏
成分:ジファミラスト
発売日:2022年6月
作用:ホスホジエステラーゼ(PDE)4阻害薬として働き、免疫細胞の細胞内cAMP濃度を高め、サイトカインおよびケモカインの産生を制御し、炎症を抑制する
用法:成人には1%製剤を1日2回、小児には0.3%製剤を1日2回
使用可能年齢:2歳以上 (2歳未満の臨床試験は計画中)

注意事項
・塗布量は皮疹の面積0.1㎡あたり1gを目安とし、他剤と混合は避ける。基剤中に微細な液滴として分散した液滴分散系軟膏であり、他剤と混合することによる液滴が合一して大きくなるため、混合することは好ましくない(インタビューフォーム)
・妊娠可能な女性には、使用中および使用後一定期間は避妊を行う。ラットにおいて胚・胎児発生への影響が報告されている
・症状の悪化等により治療上やむを得ない場合には、ステロイド外用剤やタクロリムス軟膏、生物学的製剤の併用も可能。第3相試験を行った結果、安全性に問題となるような傾向は認められなかったため。

コレクチム軟膏
成分:デルゴシチニブ
発売日:2020年6月
作用:ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬として働き、サイトカインのシグナル伝達を担うJAKを阻害し、炎症を抑制する
用法:成人には0.5%製剤を1日2回、小児には0.25%製剤を1日2回
使用可能年齢:6ヶ月以上 (6ヶ月未満の乳児を対象とした試験なし)

注意事項
・1回あたりの塗布量は体表面積の30%までを目安。
・妊娠または妊娠している可能性のある女性は、治療上の有益性が危険性を上回る場合にのみ使用。タクロリムスとの併用安全性についてのデータはなし。
・全身療法(シクロスポリン、デュピルマブ)を併用した臨床試験なし

 

モイゼルト軟膏 コレクチム軟膏
成分 ジファミラスト デルゴシチニブ
発売日 2022年6月 2020年6月
作用 ホスホジエステラーゼ4阻害 ヤヌスキナーゼ阻害
用法 (成人) 1%製剤を1日2回 0.5%製剤を1日2回
用法 (小児) 0.3%製剤を1日2回 0.25%製剤を1日2回
使用可能年齢 2歳以上 6ヶ月以上
塗布量 皮疹の面積0.1㎡あたり1g 体表面積の30%まで
他剤との混合 混合不可 データなし
妊娠中の使用 避妊を行う 有益性が危険性を上回る場合のみ
他薬との併用 ステロイド外用剤やタクロリムス軟膏、生物学的製剤の併用も可能 タクロリムスとの併用安全性についてのデータなし
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