【ナルサス錠】
ナルサス錠 (ヒドロモルフォン) は1920年代より世界45カ国で発売されている癌性疼痛の治療薬 最大の特徴は1日1回投与の徐放性製剤 グルクロン酸抱合により代謝をうけるためチトクロームP450の代謝を受けない。(フェンタニルなどはチトクロームP450で代謝される) 副作用は他のオピオイド薬と同様に悪心・嘔吐、傾眠、便秘 主要代謝物ではなく、ヒドロモルフォン自体が薬理作用 (μオピオイド受容体に対するアゴニスト) を示す効能又は効果/用法及び用量
中等度から高度の疼痛を伴う各種癌における鎮痛
通常、成人にはヒドロモルフォンとして4~24mgを1日1回経口投与する。なお、症状に応じて適宜増減する。
規格
ナルサス錠2mg
ナルサス錠6mg
ナルサス錠12mg
ナルサス錠24mg
(ナルサス錠 添付文書)
【ナルラピド錠】
ナルサス錠と同成分のレスキュー薬 服薬後、60%以上で30分未満に効果発現し、95.9%で60分までに効果発現する。(承認時評価資料 : 即放錠 第III相長期試験) 投与後、30分〜1時間で最高血中濃度に達する。