【Q】味覚障害に対して「プロマック」を使用した場合に保険が切られる可能性はあるか?

【質問】審査支払機関の審査情報提供事例によると、プロマックを味覚障害に適応外使用することは保険審査上認められている。しかし、2017年にノベルジンに低亜鉛血症の適応が追加されたことにより、低亜鉛血症による味覚障害に対してはノベルジンを使用する方が適応上好ましいと思われる。今後、味覚障害に対してプロマックを使用した場合に保険が切られる可能性はあるか。

 

【A】「プロマック」(後発品含む)に比べ、「ノベルジン」の薬価はかなり高くなっています。保険査定される可能性はありますが、審査支払機関の判断のため、実際に保険が査定されるかは不明です。都道府県ごとにも異なるため、明確な回答はできません。

ただ「プロマック」の低亜鉛血症は保険審査上認められていると明記されていることや、薬価を考慮すると、保険査定されるとは考えにくい。

会員登録をしていただくと全文お読みいただけます。

会員登録していただくとできること
記事を全文閲覧できます。 記事を全文閲覧できます。
記事の全文が検索できます 記事の全文が検索できます。
週1回メルマガが届きます 週1回メルマガが届きます
質問投稿することができます 質問投稿することができます

関連記事

【Q】プロマック含嗽液の作り方は?

【A】プロマック含嗽液は「化学療法における口内炎の予防・治療」や「重症口内炎」に用いられる院内製剤です。既製品はないため、独自に作成する必要があります。 病院によって作成方法は様々ですが、いくつか例...

【Q】亜鉛とチラーヂンの併用に関する回避時間は?

【質問】亜鉛とチラーヂンの併用に関する回避時間について。米国の添付文書には他のカチオン系は回避時間が記載されているが、プロマックは米国で販売されておらず記載がない。どれくらいあければよいか。  ...

【Q】亜鉛欠乏症に使用される薬剤は?プロマック錠?

【A】プロマックD錠 (ポラプレジンク)は、亜鉛を含有した薬剤であるが、胃潰瘍のみでしか適応は通っていない。(2017年7月現在) しかし、臨床現場では低亜鉛血症に対してプロマック錠は多く使用されている。 2017...

新着記事

ユニフィルによる夜間頻尿が考えられる場合、朝食後投与も可能か?

【質問】ユニフィルによる夜間頻尿が考えられる場合、朝食後投与を考慮してもよいか。それとも、処方の変更が望ましいか。 【回答】 テオフィリンは気管支拡張薬として有効である一方、腎臓でのアデノシンA1受容...

リスパダールによる嚥下障害の対処法と特徴は?

【質問】リスパダールによる嚥下障害について リスパダール服用中の患者に顕性誤嚥の訴えがあった場合、どのような対応をすべきか。リスパダール中止による影響はないか。代替薬はあるか。そもそも、リスパダー...

ARB同士の併用の意義はあるか??

【質問】ARB同士の併用 疑義照会したが継続投与となった。併用する意義はあるか。どんなことが考えられますか? 【回答】ARB薬の重複服薬は同種同効薬の併用となり、推奨されていません。これらを複数併用しても...

新着記事をもっと見る