【A】インクレミンシロップは開封後35日間は安定と考えられます。
製剤的には【遮光保存で異物混入を考慮しない】条件下では、4ヶ月は安定と考えられます。保存条件や異物混入などを考慮し、保存可能期間を判断する必要がありそうです。
小分け後の安定性
原液 【室温・ポリ容器(遮光性なし)】の条件で35日後、外観は橙色澄明→わずかに黒色増し混濁なし pH5.2→5.3 力価100
→これらから35日間は安定と考えられます。
蒸留水で1:1に希釈した場合でも【室温・ポリ容器(遮光性なし)】の条件で35日後、外観は橙色澄明→わずかに黒色増し混濁なし pH5.4→5.7 力価99.4
→これらから蒸留水で希釈した場合でも35日間は安定と考えられます。
製剤の各種条件下における安定性
【遮光ガラス容器、30℃、4ヵ月】で残存率は99.3%〜102.0%。
→異物の混入などをまったく考慮しないと、製剤的には4ヶ月安定すると考えられます。
(インクレミンシロップ5% インタビューフォーム )