【質問】欠食は、SERMと活性型VD3製剤の副作用リスク因子となるか。 SERMの静脈血栓症、活性型VD3製剤の高カルシウムの副作用について。 1食抜くと400mlの水分不足となると言われていますが、摂取水分の減少の面から欠食は副作用のリスク因子となりえますでしょうか。 製品情報などでは脱水について等、注意喚起は特段ないようでしたので相談させていただけますと幸いです。お手数おかけしますが何卒よろしくお願いいたします。
【回答】
欠食による水分摂取量の減少は、SERM (選択的エストロゲン受容体モジュレーター)の静脈血栓塞栓症、活性型ビタミンD3製剤の高カルシウム血症という、それぞれの副作用のリスクを高める可能性が考えられます
製品の添付文書に「脱水」に関する直接的な注意喚起はありませんが、その背景にある医学的なメカニズムから、水分補給の重要性はありそうです。
① SERM製剤と静脈血栓塞栓症のリスクSERM製剤(ラロキシフェン、バゼドキシフェンなど)は、その薬理作用により血液凝固系のバランスを変化させ、血液が固ま…