【Q】リンゼス錠0.25mgの食前投与の理由は?

【A】食前投与に比べて食後投与で軟便、下痢の症状が多かったため食前投与となっている。(健康成人 (第1相試験)を対象とした試験)

インタビューフォームの記載には〔食前投与に比べて食後投与で統計的に有意なBSFSスコア(便性状)の上昇が認められた。SBM頻度 (自然排便)、CSBM頻度 (完全自然排便) 及びいきみの重症度スコアでも、反復投与での薬力学的な変化が認められ、投与条件別では、食前投与に比べて食後投与で、変化量が大きかった。〕と記載がある。
健康成人 (第1相試験)を対象とした試験でこのような結果となっため、患者を対象とした試験では食前投与のみの用法となった。このため、適応も食前投与となっている、
(リンゼス錠0.25mg 医薬品インタビューフォーム 第3版)

会員登録をしていただくと全文お読みいただけます。

会員登録していただくとできること
記事を全文閲覧できます。 記事を全文閲覧できます。
記事の全文が検索できます 記事の全文が検索できます。
週1回メルマガが届きます 週1回メルマガが届きます
質問投稿することができます 質問投稿することができます

関連記事

【Q】ナウゼリン錠は食後投与でも効果が低下しないか?

【A】ナウゼリン錠の効果を最大化させるためには食前投与が望ましいと考えられます。 ナウゼリン錠は食後に服薬すると吸収が遅延し、効果発現が遅くなります。一方で、絶食下ではTmax=15分と非常に早くなります...

【Q】グーフィス錠が食前投与である理由は?

【A】グーフィス錠は食後よりも食前の方がより便通改善の効果が期待できると考えられる。そのため、グーフィス錠の用法は食前投与となった。食後投与の臨床試験は行なっていない。 グーフィス錠 (エロビキシバッ...

新着記事

【Q】アレジオンLX点眼液0.1%は小児に対して何歳から使用可能か?

【A】12歳以上から使用可能であると考えられます。ただし、使用経験がなく、安全性が確立していないことが理由であるため、必ずしも12歳未満が使用不可ではありません。 実臨床では医師の裁量で12歳未満にも処方...

尿路感染症治療中におけるSGLT2阻害薬の継続可否は?

【質問】UTI治療中の場合にDMで内服中のSGLT2阻害薬は中止することを確認すべきでしょうか。 UTIの重症度やDMのコントロールの状況にもよると思うのですが、違う意見もあり、他のご施設ではどのように対応されて...

バゼドキシフェンの飲み忘れ時対応における「次回服用時間が近い場合」の対応は?

【質問】 バゼドキシフェンの飲み忘れ対応について、「決して2回分を一度に飲まないでください。気がついた時に、1回分を飲んでください」とありますが、多くの薬剤に記載のある「次回服用時間が近ければ飲み忘...

新着記事をもっと見る