【A】以下の文献より、ゴーストピル内の薬剤成分の残存率は非常に低いと考えられる。
以下の文献はオキシコンチン錠とレベチラセタムER錠のみである。今後さらにゴーストピルに関する情報収集が必要と思われる。
注) 2017年12月に発売された新剤型のオキシコンチンTR 錠はゴーストピルは出ない。
便中に排泄されたオキシコンチン錠のゴーストピルを液体クロマトグラフィーで測定したところ残存率が0.00017%~0.00074%であった。 (日本病院薬剤師学会誌, 2004 ; 40 : 1011-1013)
便中に排泄されたオキシコンチン錠のゴーストピルを液体クロマトグラフィーで測定したところ残存率が0.0%~0.4%であった。 (長野赤十字病院医誌, 2006 ; 19 : 74-76)
レベチラセタムER錠をin vitroで溶解試験を行なったところ、錠剤の形状はほとんど変化しなかったが、90%以上が8時間後に溶出された。 (CNS Drugs. 2016 May;30(5):455-60)