【Q】レボドパ・カルビドパ水和物配合剤(ネオドパストンなど)を内服中の患者が内服困難な場合に、レボドパ注(ドパストンなど)に置き換える場合の換算比は?

【A】経口摂取困難な際には、L-ドパ/DCI配合剤100mgにつきL-ドパ50-100mg程度を静脈内に1-2時間かけて点滴投与する。なお、症例や状況に応じて適宜投与量・投与時間の調整を行う。 西川らの報告によれば、Levodopa注の持続点滴においては「Levodopa注 10mg/hr=Levodopa血中濃度1μM」となることを経口摂取不可時のlevodopa投与量設定として用いることを提案してることから、左記の推算式を用いてL-ドパ/DCI配合剤およびL-ドパ注の血中濃度等を鑑みた際に、上記の換算比になるものと考えられる。 (参考 : パーキンソン病診療ガイドライン2018 西川典子ら,神経治療学 28(6): 677-680, 2011.)

会員登録をしていただくと全文お読みいただけます。

会員登録していただくとできること
記事を全文閲覧できます。 記事を全文閲覧できます。
記事の全文が検索できます 記事の全文が検索できます。
週1回メルマガが届きます 週1回メルマガが届きます
質問投稿することができます 質問投稿することができます

関連記事

【Q】薬はどのような機序で着色尿を出させるか?

【質問】便の色、尿の色が変わる薬剤について、その機序を教えてください。 【A】尿が着色する原因として、「未変化体自体に色がある」、「代謝物に色がある」ことが多いと考えられます。色がある「未変化体」や...

【Q】レボドパ・カルビドパ水和物配合剤(ネオドパストンなど)を内服中の患者が内服困難な場合に、レボドパ注(ドパストンなど)に置き換える場合の換算比は?

【A】経口摂取困難な際には、L-ドパ/DCI配合剤100mgにつきL-ドパ50-100mg程度を静脈内に1-2時間かけて点滴投与する。なお、症例や状況に応じて適宜投与量・投与時間の調整を行う。 西川らの報告によれば、Levodop...

新着記事

ゲンタマイシン注の投与におけるトラフ値・ピーク値は?

【質問】ゲンタマイシン注(GM)についてご教示ください。 中等度腎機能低下で150mg1日1回の投与方法で開始したところ、トラフ値1.8、ピーク値10前後(だったと思います)の結果を受けて60mg1日1回へ減量しま...

ペランパネルとリファンピシンの薬物相互作用は?

【質問】ペランパネル内服中の患者にリファンピシンを使用することになりました。 電子添文に「ペランパネルの血中濃度が低下する可能性がある」と記載されていますが、実際どの程度低下するものなのでしょうか。...

透析患者のTPNにフルカリックを使用することは問題ないか?

【質問】透析患者のTPNにフルカリックを使用することは問題ないでしょうか。(禁忌は外れましたが・・・) また、使用する場合に注意すべき点はどのようなことが挙げられますか。 実際に積極的に使用しているご施...

新着記事をもっと見る