【Q】ステロイドの離脱症状が生じる用量と内服期間は?

【質問】ステロイドを含むセレスタミンがいきなり毎朝1錠服用×30日分で処方されてきました。患者さんも「シーズンだけ」と言っていましたが、長期連用の長期とはどの程度の期間を指すのでしょうか?おそらく1~2ヶ月は続くと思われますが、一般的に離脱症状が出る可能性が高くなるのは「何錠」「何週間」くらいから注意すべきでしょうか?

【A】ステロイドの離脱症状の発現は「用量」と「投与期間」に依存します。
以下の報告から考察すると、セレスタミン配合錠は 2錠/日までであれば、離脱症状が発現する可能性が低いと考えられますが、それ以上の用量であれば、離脱症状が発現する可能性があります。また、使用期間が3週間以上の場合に離脱症状が発現する可能性があると報告されています。

 

ステロイドにより離脱症状が生じてしまうのは「視床下部-下垂体ー副腎系の抑制のネガティブフィードバック」が原因と考えられます。ステロイドを使用している間は「視床下部-下垂体ー副腎系の抑制のネガティブフィードバック」により、副腎皮質機能が低下している状態となります。つまり、副腎皮質機能は内服ステロイドに依存している状態ともいえます。副腎皮質機能は、内服ステロイド中止後から、通常に戻るまでに一定の期間がかかってしまいます。
副腎皮質機能が通常に戻るまでの期間…

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