【Q】ステロイドの過敏症やアレルギーの可能性はあるか?治療法は?

【質問】ステロイドに対する過敏症・アレルギーはあり得るのか。その場合の治療法は?ほとんどすべての薬剤の禁忌の項目には「本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者」と記載されており、ステロイドに関しても同様の記載があります。一方で、薬剤性過敏症症候群の治療としてPMDAの重篤副作用疾患別対応マニュアルによると、ステロイドの全身投与が有効とあります。過敏症の治療にステロイドが使用されることから、ステロイドの投与により他の薬剤による過敏症の症状がマスクされることはあったとしても、ステロイド自体による過敏症の症状が起こり得るのか疑問に思えます。さらに、ステロイドによる過敏症があったとして、その際の治療法は被疑薬の中止以外あり得るのでしょうか。使用中のものとは別のステロイドが考慮されるのでしょうか。

【回答】コハク酸エステル型のステロイド注射薬は過敏症が見られることから、ステロイドによる過敏症はあり得ると考えられます。この場合の、過敏症による治療法は、「被疑薬の中止」、もしくは「リン酸エステル型のステロイド注射薬」、「経口ステロイド薬」が考慮されると考えられます。

また、併用薬はなく、経口ステロイドのみを服薬した患者に過敏症が発生したという副作用報告があります。(独立行政法人医薬品医療機器総合機構「医薬品副作用データベース」より)

以上から、ステ…

会員登録をしていただくと全文お読みいただけます。

会員登録していただくとできること
記事を全文閲覧できます。 記事を全文閲覧できます。
記事の全文が検索できます 記事の全文が検索できます。
週1回メルマガが届きます 週1回メルマガが届きます
質問投稿することができます 質問投稿することができます

関連記事

【Q】剤形によるステロイド外用薬のランクの違いは?

【質問】海外のステロイド外用薬は国内のI (Strongest)~V (Weak)より細かく、I~VIIの7段階の分類になっており、その中では同じステロイドでも剤形によりランクが異なる場合があります。例えば、ベタメタゾンジ...

【Q】外用塗布剤の「1日数回」とは?

【質問】外用塗布薬の「1日数回」とはおおよそ何回くらいまでを指しているのでしょうか? 【A】外用塗布剤の塗布回数と効果の関係は検討されていないため、添付文書において「1日数回」と明確な回数が記載されてい...

【Q】ステロイドの離脱症状が生じる用量と内服期間は?

【質問】ステロイドを含むセレスタミンがいきなり毎朝1錠服用×30日分で処方されてきました。患者さんも「シーズンだけ」と言っていましたが、長期連用の長期とはどの程度の期間を指すのでしょうか?おそらく1~2...

新着記事

病院における添付文書・インタビューフォームの保管状況

【質問】添付文書・インタビューフォームの保管についてお聞きします。 当院では災害時等のオフライン環境下で閲覧できるように印刷した上で保管しておりますが、 他施設ではどうされていますでしょうか? 【A】A...

外来の妊婦に対するインフルエンザ治療薬の選択は?

【A】オセルタミビル(商品名 : タミフル)は妊婦に対して安全かつ効果的であるとの豊富な情報1,2があります。また、吸入薬であるラニナニビル(商品名 : イナビル)は、体への暴露が少ないため、問題ないとされてお...

ダイアップ坐剤10㎎は終末期の苦痛に対して保険審査が通るか?

【質問】終末期の方です。ダイアップ坐剤10㎎が苦痛時で処方されました。適応外になりますが、保険はとおるのでしょうか? 【A】終末期の成人患者における苦痛緩和のためにダイアップ坐剤10㎎が処方される場合、...

新着記事をもっと見る