【A】「アレジオン点眼液0.05%」がコンタクトレンズ装着のまま使用できる代表的な点眼液である。
点眼薬は防腐剤としてベンザルコニウム塩化物が含有されていることが多い。ベンザルコニウム塩化物はコンタクトレンズ内に吸着される可能性があるため、コンタクトレンズ装着時の点眼は避けるべきである。しかし、「アレジオン点眼液0.05%」はベンザルコニウム塩化物から別の防腐剤(旧 : ベンザルコニウム塩化物液→新 : リン酸水素ナトリウム水和物+ホウ酸)に変更となったため、コンタクトレンズ装着時にも使用可能である。
(旧 : ベンザルコニウム塩化物液→新 : リン酸水素ナトリウム水和物+ホウ酸)
また、「インタール点眼液UD2%」は防腐剤としてベンザルコニウム塩化物を使用していないが、製薬会社はコンタクトレンズ装着のままの点眼を推奨していない。
「ケトチフェンPF点眼液0.05%「日点」」や「クロモグリク酸Na・PF点眼液2%「日点」」のようなメンブランフィルターをつけることによってベンザルコニウム塩化物などの防腐剤をフリーにした製剤が発売されています。