【A】エパデール (イコサペント酸エチル) は食物を摂取することによって出される胆汁酸や食物を介して体内に吸収される、そのため、食直後の服薬が望ましいと考えられる。以下の記載にあるように、空腹時に服用した場合、エパデールの血中濃度はほとんど上昇していない。
エパデールSの保険適応も「食直後」のみである。
食事・併用薬の影響 絶食下の血中濃度
【参考】エパデールカプセル300のデータ 絶食下での試験においては、血漿中EPA濃度の上昇はほとんど認められなかった。本剤は動物実験にて、腸管吸収後、主にリンパ系を介して体循環に移行することが確認されているが、絶食下において血漿中EPA濃度の上昇が認められなかったのは、EPAの腸からリンパ中への移行には、胆汁酸の分泌や食物からの成分が担体として必要であるためと考えられた。なお、投与後24時間のAA (アラキドン酸) 濃度 の軽度上昇は投与日の夕食が影響を与えたものと考えられる。
(参考 : エパデールS300/エパデールS600/エパデールS900 インタビューフォーム )
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