【A】シロスタゾール錠は48時間で血小板凝集機能回復するため大手術の場合は約3日前に中止することが望ましいと考えられる。出血高危険度の消化器内視鏡は1日間の休薬もしくは当日休薬する。生検・出血が低危険度内視鏡であれば休薬ない場合もある。各施設によって休薬期間が異なるため確認が必要である。
シロスタゾールはホスホジエステラーゼ活性を阻害す ることによって抗血小板作用を呈するが、その作用は濃度に依存し可逆性であり、通常48 時間以内には体外へ排出される。出血量が多いと予測される手術ではシロスタゾールを3 日前に中止する.
(脳卒中30 : 967―973, 2008)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jstroke/30/6/30_6_967/_pdf
出血高危険度の消化器内視鏡において、アスピリン以外の抗血小板薬単独内服の場合には休薬を原則とする。休薬期間はチエノピリジン誘導体 (プラスグレル (商品名 : エフィエント)、 チクロピジン (商品名パナルジン他)、クロピドグレル (商品名プラビックス) …