【A】「ニフレック」や「モビプレップ」はいわゆる下剤であり、大腸内視鏡検査の前に服薬します。これは内視鏡を大腸内に挿入するため、腸の中を空にする必要があるためです。
「ニフレック」や「モビプレップ」はナトリウムが含有されているため、塩辛く感じることがあります。そのため、患者さんから飴や甘いものを食べながらこれらを服用してもいいかと質問されることがあります。
結論としては、「ニフレック」や「モビプレップ」は糖類を添加した場合、腸内細菌によって可燃性ガスを発生させる可能性があり、糖類の摂取は不可と考えられます。糖類の摂取量と可燃性ガスの発生量の関係についてはわかっておらず、飴などのような少量の糖で可燃性ガスが発生するかは不明である。
「ニフレック」のインタビューフォーム に以下の記載があります。
本品の溶解液に他成分や香料を添加した場合、浸透圧や電解質濃度が変化したり、腸内細菌により可燃性ガスが発生する可能性があるので添加しないこと。
(解説)他成分や香料を添加した場合、浸透圧や電解質濃度が変化することにより、体内の水・電解質バランスがくずれる可能性がある。また、糖類を添加した場合、腸内細菌によって可燃性ガス(水素ガス、メタンガス)が発生し、ポリペクトミーまた…