【質問】抗うつ薬のイミプラミン換算、ベンゾジアゼピン系のジアゼパム換算、抗精神病薬のクロルプロマジン換算、抗パーキンソン病薬のビペリデン換算が等価換算値として日本精神科評価尺度研究会により定められており、様々な文献や論文でこの換算値が使用されていますが、そもそもこの換算値は代替薬選択の参考にもしてよいものなのでしょうか。
【A】日本精神科評価尺度研究会における換算値は、二重盲検比較試験における治療成績とこれまでの換算表に対する専門家の合意によって作成されました。以下は日本精神科評価尺度研究会に記載されている内容をまとめたものです。その中で換算値は代替薬の選択に使用できると記載されています。
例えば、
ゾピクロン(アモバン)7.5mg = エスゾピクロン(ルネスタ)2.5mg =ゾルピデム (マイスリー) 10mg
(稲垣 中, 稲田俊也: 臨床精神薬理 9:1443-1447, 2006)
日本精神科評価尺度研究会における換算値にはそれぞれ文献があり、根拠などを把握する必要すること重要と考えらえます。
・換算方法は副作用や離脱症状などで評価してるのではなく、治療効果の…