【質問】バクタ配合錠の用法について、「ニューモシスチス肺炎の治療及び発症抑制」の場合、連日又は週3日経口投与とあります。連日又は週3日で効果は異なるのでしょうか。週3日の場合は、月火水のように連日あるいは月水金のように飛び石のような服用方法になると思いますがこちらも効果に差はあるのでしょうか。
【A】バクタ配合錠 (スルファメトキサゾール・トリメトプリム : ST合剤) の投与方法は、連日投与と比較して、週3回投与のほうが有害事象が少ないと報告されています。
また、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染患者に対するニューモシスチス肺炎の発症抑制、死亡、細菌性肺炎は、バクタ配合錠の連日投与のほうが効果が高いと報告されていますが、有害事象は週3日投与のほうが少ないと報告もあります。
「月火水のように連日あるいは月水金のように飛び石のような服用方法」について、調査した報告は見当たりませんでした。
以上より、バクタ配合錠は「ニューモシスチス肺炎の治療及び発症抑制」に対しては、連日投与の方が効果が高い可能性がありますが、連日投与により有害事象が出る場合は週3日投与が適切な選択肢と考えられます。
メタアナリシスにおいて、スルファメトキサゾール・トリメトプリムを連日投与する…