【Q】亜鉛欠乏症による味覚障害の治療方法は?

【A】亜鉛欠乏症による味覚障害には、ポラプレジンク (プロマックD錠75mg) を中心とした亜鉛剤の投与が有意に有効であ る。一般製剤として処方が可能な唯一の亜鉛を 含有した薬剤であり,ポラプレジンク150 mg/ 日 , 分 2 で投与。
プロマック150 mg 中には亜鉛として 33.9 mg が含有されている。
ポラプレジ ンクは抗消化性潰瘍薬であり,味覚障害に保険適応はないが,味覚障害への使用に関しては保険審査上の問題はない。(厚労省 保医発0928第1号23.9.28付通知より)
【参考資料 : 味覚障害と亜鉛 Trace Nutrients Research 30 : 110−112(2013)】

会員登録していただくとできること
記事を全文閲覧できます。 記事を全文閲覧できます。
記事の全文が検索できます 記事の全文が検索できます。
週1回メルマガが届きます 週1回メルマガが届きます
質問投稿することができます 質問投稿することができます

関連記事

【Q】プロマック含嗽液の作り方は?

【A】プロマック含嗽液は「化学療法における口内炎の予防・治療」や「重症口内炎」に用いられる院内製剤です。既製品はないため、独自に作成する必要があります。 病院によって作成方法は様々ですが、いくつか例...

【Q】亜鉛とチラーヂンの併用に関する回避時間は?

【質問】亜鉛とチラーヂンの併用に関する回避時間について。米国の添付文書には他のカチオン系は回避時間が記載されているが、プロマックは米国で販売されておらず記載がない。どれくらいあければよいか。  ...

【Q】亜鉛欠乏症に使用される薬剤は?プロマック錠?

【A】プロマックD錠 (ポラプレジンク)は、亜鉛を含有した薬剤であるが、胃潰瘍のみでしか適応は通っていない。(2017年7月現在) しかし、臨床現場では低亜鉛血症に対してプロマック錠は多く使用されている。 2017...

新着記事

「用時懸濁」指示時における粉末服用の可否は?

【質問】ドライシロップについて。用法に用時懸濁とだけ記載ある場合は、粉のまま服用できる患者だとしても必ず水に溶かしてから服用する必要があるのでしょうか。 テオフィリンDSのように顆粒のままでも服用でき...

亜鉛製剤による銅欠乏リスク:血清亜鉛値が正常でも銅の定期測定は必要か?

【質問】貧血傾向がある方で、ポラプレジンクや酢酸亜鉛などの亜鉛補充の薬を長期的に内服していた場合の銅欠乏の副作用についてどのようにフォローすべきなのかご教示ください。 採血で亜鉛の項目を確認すること...

欠食はSERMの血栓症、活性型VD3の高Ca血症リスクを高めるか?

【質問】欠食は、SERMと活性型VD3製剤の副作用リスク因子となるか。 SERMの静脈血栓症、活性型VD3製剤の高カルシウムの副作用について。 1食抜くと400mlの水分不足となると言われていますが、摂取水分の減少の面...

新着記事をもっと見る