【Q】コンタクトレンズ装着のまま点眼可能な抗アレルギー薬は?

【A】「アレジオン点眼液0.05%」がコンタクトレンズ装着のまま使用できる代表的な点眼液である。
点眼薬は防腐剤としてベンザルコニウム塩化物が含有されていることが多い。ベンザルコニウム塩化物はコンタクトレンズ内に吸着される可能性があるため、コンタクトレンズ装着時の点眼は避けるべきである。しかし、「アレジオン点眼液0.05%」はベンザルコニウム塩化物から別の防腐剤(旧 : ベンザルコニウム塩化物液→新 : リン酸水素ナトリウム水和物+ホウ酸)に変更となったため、コンタクトレンズ装着時にも使用可能である。
(旧 : ベンザルコニウム塩化物液→新 : リン酸水素ナトリウム水和物+ホウ酸)
また、「インタール点眼液UD2%」は防腐剤としてベンザルコニウム塩化物を使用していないが、製薬会社はコンタクトレンズ装着のままの点眼を推奨していない。

「ケトチフェンPF点眼液0.05%「日点」」や「クロモグリク酸Na・PF点眼液2%「日点」」のようなメンブランフィルターをつけることによってベンザルコニウム塩化物などの防腐剤をフリーにした製剤が発売されています。

会員登録をしていただくと全文お読みいただけます。

会員登録していただくとできること
記事を全文閲覧できます。 記事を全文閲覧できます。
記事の全文が検索できます 記事の全文が検索できます。
週1回メルマガが届きます 週1回メルマガが届きます
質問投稿することができます 質問投稿することができます

関連記事

【Q】アレジオン点眼液0.05%は小児は何歳から使用可能か?

【A】7歳以上から可能であると考えられる。ただし、使用経験が安全性が確立していないことが理由であるため、必ずしも7歳未満が使用不可ではない。 以下添付文書 (アレジオン点眼液0.05% 第5版)より抜粋。 4. 小...

新着記事

ゲンタマイシン注の投与におけるトラフ値・ピーク値は?

【質問】ゲンタマイシン注(GM)についてご教示ください。 中等度腎機能低下で150mg1日1回の投与方法で開始したところ、トラフ値1.8、ピーク値10前後(だったと思います)の結果を受けて60mg1日1回へ減量しま...

ペランパネルとリファンピシンの薬物相互作用は?

【質問】ペランパネル内服中の患者にリファンピシンを使用することになりました。 電子添文に「ペランパネルの血中濃度が低下する可能性がある」と記載されていますが、実際どの程度低下するものなのでしょうか。...

透析患者のTPNにフルカリックを使用することは問題ないか?

【質問】透析患者のTPNにフルカリックを使用することは問題ないでしょうか。(禁忌は外れましたが・・・) また、使用する場合に注意すべき点はどのようなことが挙げられますか。 実際に積極的に使用しているご施...

新着記事をもっと見る