【Q】ラニラピッド錠 (メチルジゴキシン) : ジゴキシン錠 (ジゴキシン) = 1 : 1.4〜1.8と考えられる。文献によって換算比が若干異なるため、用量決定は施設の医療担当者の裁量と判断になる。
例
・ラニラピッド錠0.05mg =ジゴキシン錠0.07mg〜0.09mg
・ラニラピッド錠0.1mg =ジゴキシン錠0.14mg〜0.18mg
・メチルジゴキシンは主に脱メチル化されジゴキシンになる。
・ジゴキシンの分子量 : メチルジゴキシンの分子量 = 1 : 0.948
・メチルジゴキシンの消化管吸収はジゴキシンの1.25〜1.4倍である。
・用量の換算比はメチルジゴキシンがジゴキシンの1.4〜1.8倍と報告されている。
・実際の薬物動態には個体間および個体内変動があるため薬剤の切り替え時には血中濃度測定が必要である。
・メチルジゴキシンとジゴキシンの薬理活性は同等であるが、分子量と消化管吸収が異なるため換算比が異なる。(参考 : 2015年度版 循環器薬の薬物血中濃度モニタリングに関するガイドライ…