【Q】小児にあせも水を使用したい。タルク・酸化亜鉛は舐めたり、口に入っても無害であるか?

【A】タルク、酸化亜鉛は経口の場合は、実際上はほとんど無害であると考えられます。しかし大量に誤飲した場合は、物理的に気道閉塞する可能性があり、呼吸状態に注意が必要です。

タルクと酸化亜鉛が含有しているベビーパウダーについて記載されている日本中毒情報センターの情報を参考としました。以下に記載します。

ベビーパウダー
・薬用ベビーパウダーの成分はタルク約 80%、酸化亜鉛 10%、トウモロコシデンプ ン 10%である。
・経口の場合、実際上はほとんど無毒。しかし、気管に大量吸入すると入院 を要したり、致死的なこともある。

タルク
:ヒト経口推定致死量 15g/kg以上 動物実験では、主成分のタルクの摂取量のほとんどが 4 日以内に便 中に排泄経口摂取しても主成分のタルクは不活性物質。しかし、吸入すると細気管 支粘膜に付着し、粘膜を乾燥させ、排出を困難にし、閉塞をきたすことがある。
酸化亜鉛:ヒト経口推定致死量 0.5~5g/kg ヒト経口最大耐量 2g/kg
デンプン:ヒト経口推定致死量 15g/kg以上

経口 : ほとんど症状は発現しないと考えられる。 大量の場合、誤嚥による物理的障害(吸入時の症状参照)に注意

吸入
循環器系・・・心臓性呼吸不全による頻脈
呼吸器系・・・くしゃみ、咳、嘔吐、無呼吸または過呼吸、チアノーゼ、気管支炎、細気管支炎、肺水腫、無気肺、肺気腫
中毒症状は吸入してすぐに現れるか、あるいは12~24時間経て発現

(参考 : 公益財団法人 日本中毒情報センター 保健師・薬剤師・看護師向け中毒情報)

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