【Q】サンドスタチン皮下注用とモルヒネ塩酸塩の混合可否は?

【A】サンドスタチン皮下注用 (ソマトスタチン) とモルヒネ塩酸塩注射液 50mgを混合した後のサンドスタチンの含量、外観、pHは48時間後も低下しない。

モルヒネ塩酸塩の含量に関するデータは存在しないが、混合48時間後も外観やpHが変化しないことから安定であると考えられる。

各施設の医療担当者の裁量と判断になる。

 

サンドスタチン皮下注用とモルヒネ塩酸塩注射液の混合

混合量 : モルヒネ塩酸塩注射液200mg (50mg/5mL×4) + サンドスタチン皮下注用100μgの3アンプル (300μg相当)

結果 : 48時間後→外観変化なし、pH変化なし、サンドスタチン (ソマトスタチン) 含量変化なし

試験方法
(1) 配合方法・保存形態 : サンドスタチン皮下注用100μgの3アンプル (300μg 相当) を、配合薬剤と混合して配合溶液とし、シリンジ (10mL、シリンジポンプ用、ニプロ CI-10) に取り、水平にして保存

会員登録をしていただくと全文お読みいただけます。

会員登録していただくとできること
記事を全文閲覧できます。 記事を全文閲覧できます。
記事の全文が検索できます 記事の全文が検索できます。
週1回メルマガが届きます 週1回メルマガが届きます
質問投稿することができます 質問投稿することができます

関連記事

【Q】 呼吸困難に対するオピオイドの使用について

【質問】上記について、国内外のガイドラインで効果が確認されているものの、保険適応外であるためオピオイドが使用できない場面がありました。非担癌患者においては、どのような場合においてもオピオイドは使用...

【Q】肝機能低下の患者に使用可能なオピオイドは?

【A】モルヒネ、オキシコドン、フェンタニル、コデイン、メサドンは肝臓で代謝されるため、肝障害時には代謝能が低下します。そのため肝機能障害時には投与量の減量あるいは投与間隔を延長して、薬物の蓄積を防止...

【Q】サンドスタチン皮下注の副作用として月経不順はあるか?

【A】サンドスタチン皮下注用による「月経不順」や「月経異常」の副作用の報告はない。 インタビューフォーム  (承認時迄臨床試験、使用成績調査)、PMDAの医薬品副作用データベースに記載はない。 使用成績調査 ‥...

【Q】サンドスタチン皮下注用とモルヒネ塩酸塩の混合可否は?

【A】サンドスタチン皮下注用 (ソマトスタチン) とモルヒネ塩酸塩注射液 50mgを混合した後のサンドスタチンの含量、外観、pHは48時間後も低下しない。 モルヒネ塩酸塩の含量に関するデータは存在しないが、混合48...

新着記事

高気圧酸素治療では、貼付剤や軟膏は除去すべきか?

【質問】高気圧酸素治療についてご教示ください。 高気圧酸素治療を受ける際、貼付剤や軟膏などの塗り薬は剥がしたり拭き取ったりした方が良いのか、そのままでも治療を受けて可能なのか、その考え方はMRIと同じ...

レノグラスチム (ノイトロジン) は投与経路によって用量が異なる理由は?

【質問】ノイトロジンの用法用量についてご教示ください。 先天性・特発性好中球減少症の適応は、皮下投与又は静脈内投与のどちらの場合でも2μg/kg1日1回と用量設定が同じですが、他の適応では皮下と静注で体重あ...

吸入補助器具の入手方法と院内での対応について

【質問】吸入器の補助器具の入手方法についてご教示お願いいたします。 サルタノールインヘラーを導入された方が握力が弱くボンベの底を押すことができないことがわかりました。 検索したところそのような場合は...

新着記事をもっと見る