【A】ディレグラ配合錠の連用によりプソイドエフェドリンの効果が減弱する可能性があるためと考えられます。また、プソイドエフェドリンはエフェドリンよりも中枢刺激作用、頻脈、昇圧作用が弱いため、薬物依存の可能性が低いですが、念のため、必要最低限の期間に設定されました。以下に詳細を記載します。
本剤の使用は鼻閉症状が強い期間のみの最小限の期間にとどめ、鼻閉症状の緩解がみられた場合には、速やかに抗ヒスタミン剤単独療法等への切り替えを考慮すること。[本剤を2週間を超えて投与したときの有効性及び安全性は臨床試験では検討されていない(【臨床成績】の項参照)。2週を超えて投与する場合には患者の症状を確認しながら投与すること。]
(ディレグラ配合錠 添付文書)
エフェドリンの中枢刺激作用は全般的にアンフェタミンより弱く、プソイドエフェドリンはエフェドリンよりも中枢刺激作用、頻脈、昇圧作用がさらに弱い。薬物依存の可能性が低いが、念のため、必要最低限の期間に止める。連用によりプソイドエフェドリンの効果が減弱する可能性がある。
(参考 : ディレグラ配合錠 審査報告書)