フェンタニル貼付剤を半割した際に、剥離予防のためテガダーム等で覆うことを避ける理由は?

【質問】フェンタニル貼付剤の半量使用の方法について教えてください。 採用都合で急遽フェンタニル貼付剤の半量投与が必要になり色々検索をしました。 ① 先にドレッシング剤を貼る ② フェンタニル貼付剤本体を外装から取り出し、2等分し真ん中にマジック等で線を引く ③ 先に貼ったドレッシング剤のフェンタニル貼付剤に引いた真ん中の線が重なるように貼る ④ 貼った後は30秒手の平で抑える ⑤ フェンタニル貼付剤を貼付後、剥離予防のためテガダーム等で覆う事は避ける ⑥ 剥がしたフェンタニル貼付剤は粘着面を2つ折りにして廃棄 まとめると上記の手順が多数かと思われましたが、5番目の【剥離予防のためテガダーム等で覆う事は避ける】の理由がよくわかりません。 当施設では3日製剤しか採用がないため途中で剥がれそうになった場合を想定すると、剥離予防が出来ない場合にどのような対処方法を提案すべきなのか、テガダーム等で覆うことで浸透率等に影響があるのでしょうか。 また、みなさまのご施設ではどのように対処されていらっしゃるのかご教示頂ければと思います。 よろしくお願いいたします。

【回答】

「テガダーム等で”覆う”」=「フェンタニル貼付剤が完全に見えない状態でテガダームを貼る」=「そこにフェンタニル貼付剤が貼ってあることがわかりにくくなる」ということで、看護師の貼付確認がしにくい、(存在を見逃して)貼り替え時に剥がし忘れる可能性がある、急変時にフェンタニル貼付剤の存在に気づきにくい(普段関わりの無いスタッフが対応する場合など)、といったことが懸念されるため、と聞いています。薬効に関する理由ではなかったです。(この話題が出始めたころに、学会やセミナー等で聞きました。)

ドレッシング剤に重なっている部分が浮いてしまうので、上からテガダームでベタっと覆いたくなるのだと思いますが、それに対する注意喚起のようです。剥がれるのを防止する場合は、貼付剤の縁にそって(貼付剤の印字が見える状態で)、テープで補強するようにしていました。これは、反面貼付でない場合の剥がれ防止でも同じです。 (AI-PHARMAにおける回答 https://aifaq.aipharma.jp/user/sign_in#/searchBulletinBoard?id=1222&timestamp=1714431403016)

 

フェンタニル貼付剤の使用に際し、テガダームで完全に覆ってしまうことによる潜在的なリスクがあるということです。貼付剤をテガダームで完全に覆ってしまうと、看護師が貼付状況を確認しにくくなり、貼り替え時の剥がし忘れや、急変時に貼付剤の存在に気づきにくくなるなどの問題が生じる可能性があります。特に普段関わりのないスタッフが対応する場合などは、注意が必要です。フェンタニル貼付剤の縁に沿ってテープで補強し、印字が見える状態を保つという対応方法が有効です。これにより、貼付剤の存在を明確にし、上記のようなリスクを回避することができそうです。

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