【質問】フェンタニル貼付剤の半量使用の方法について教えてください。 採用都合で急遽フェンタニル貼付剤の半量投与が必要になり色々検
【回答】
「テガダーム等で”覆う”」=「フェンタニル貼付剤が完全に見えない状態でテガダームを貼る」=「そこにフェンタニル貼付剤が貼ってあることがわかりにくくなる」ということで、看護師の貼付確認がしにくい、(存在を見逃して)貼り替え時に剥がし忘れる可能性がある、急変時にフェンタニル貼付剤の存在に気づきにくい(普段関わりの無いスタッフが対応する場合など)、といったことが懸念されるため、と聞いています。薬効に関する理由ではなかったです。(この話題が出始めたころに、学会やセミナー等で聞きました。)
ドレッシング剤に重なっている部分が浮いてしまうので、上からテガダームでベタっと覆いたくなるのだと思いますが、それに対する注意喚起のようです。剥がれるのを防止する場合は、貼付剤の縁にそって(貼付剤の印字が見える状態で)、テープで補強するようにしていました。これは、反面貼付でない場合の剥がれ防止でも同じです。 (AI-PHARMAにおける回答 https://aifaq.aipharma.jp/user/sign_in#/searchBulletinBoard?id=1222×tamp=1714431403016)
フェンタニル貼付剤の使用に際し、テガダームで完全に覆ってしまうことによる潜在的なリスクがあるということです。貼付剤をテガダームで完全に覆ってしまうと、看護師が貼付状況を確認しにくくなり、貼り替え時の剥がし忘れや、急変時に貼付剤の存在に気づきにくくなるなどの問題が生じる可能性があります。特に普段関わりのないスタッフが対応する場合などは、注意が必要です。フェンタニル貼付剤の縁に沿ってテープで補強し、印字が見える状態を保つという対応方法が有効です。これにより、貼付剤の存在を明確にし、上記のようなリスクを回避することができそうです。