【A】持続痛が残っていたり、レスキュー薬の回数が増加した場合の医療用麻薬の増量方法については明確なものはなく、これまでの知見に基づいて記載されているものが多い。以下にまとめた。
持続痛が残存している場合はレスキュー薬使用量を前日の徐放性製剤内服量に上乗せする。または前日の徐放性製剤量を20〜50%増量する。同時にレスキュー薬も増量する。
(参考 : 医療用麻薬適正使用ガイダンス 平成29年4月)
前日のレスキュー薬の合計量を考慮しながら、定期投与量の30〜50%増量を原則とし、患者の状況に応じて増減する。
(参考 : がん疼痛の薬物療法に関するガイドライン 2014年度版)