【A】PPI (プロトンポンプ阻害薬) による下痢の副作用は膠原性大腸炎(collagenous colitis) やクロストリジウム・ディフィシル感染症が原因と考えられます。膠原性大腸炎が起こる理由としては大腸上皮細胞のプロトンポンプを阻害し、大腸粘膜分泌物の成分が変化することが一因とされています。また、クロストリジウム・ディフィシル感染症が起こる理由としてはPPI服薬により、胃内のpHが上昇することで、胃酸によって死滅する病原菌が腸管まで到達してしまうことにより腸内細菌叢が乱れることが一因と考えられています。PPIを中止することで下痢が改善された症例も多数報告されています。
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