【Q】グリベック錠の術前の休薬期間はあるか?

【A】グリベック錠の術前の休薬期間は特にない。

ただし、グリベック錠の副作用として白血球や血小板減少があるため、副作用により休薬する可能性はあります。

骨髄抑制
汎血球減少(1%未満)、白血球減少(35%未満)、好中球減少(25%未満)、血小板減少、貧血(各30%未満)があらわれることがあるので定期的に血液検査(血球数算定、白血球分画等)を実施するなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には減量又は投与を中止し、適切な処置を行うこと。

一方で、ベバシズマブ (アバスチン􏰀) などの分子標的治療薬には創傷治癒遅延作用があるため術前の休薬期間は必要とされてます。

会員登録をしていただくと全文お読みいただけます。

会員登録していただくとできること
記事を全文閲覧できます。 記事を全文閲覧できます。
記事の全文が検索できます 記事の全文が検索できます。
週1回メルマガが届きます 週1回メルマガが届きます
質問投稿することができます 質問投稿することができます

関連記事

【Q】TPN継続による肝機能悪化について機序、対応は?

【質問】TPN継続による肝機能悪化について機序、対応が知りたいです。 【A】高カロリー輸液 (TPN) による肝障害によりASTやALTの上昇がみられることがあります。この発症機序についてはまだ明らかにされていませ...

【Q】NSAIDs同士の併用は可能か?

【質問】セレコックスとロキソニンの併用について質問です。 「NSAIDsの重複は疑義」と同僚に言われたのですが、オキシコンチンとオキノームのように「定期薬(効果のベース)」と「頓服(レスキュー)」といった形で...

【Q】グリベック錠の術前の休薬期間はあるか?

【A】グリベック錠の術前の休薬期間は特にない。 ただし、グリベック錠の副作用として白血球や血小板減少があるため、副作用により休薬する可能性はあります。 骨髄抑制 汎血球減少(1%未満)、白血球減少(35%未...

新着記事

ヒルドイドフォームは選定医療に該当するか?

【質問】10月から始まる長期収載品の選定療養に関して、ご質問がございます。 ヒルドイドフォームは92g包装しかなく、これに該当するジェネリックは92g包装が作られておりません。処方箋で容量92gで記載...

基礎医薬品は、選定療養対象医薬品外であるか?

【質問】基礎医薬品は、選定療養対象医薬品外であるか? 【A】基礎医薬品は選定療養対象医薬品外です。 ・基礎医薬品は、医療現場でこれまで長年広く使用され、保険医療上の必要性が高く、有効性と安全性が確立さ...

医薬品供給状況の検索ツール

【医薬品供給状況を検索ツール】を公開しています。 供給状況データベース。このデータは厚生労働省のデータベース更新から1時間以内に反映されます。 厚生労働省のデータベースを使用しているので、信頼性は高い...

新着記事をもっと見る