【A】歯科治療においてエビスタにはビスホスホネート製剤のような顎骨壊死のリスクはないと考えられる。エビスタ服薬後の顎骨壊死に関する添付文書の記載や報告などは特になし。
ビスホスホネート製剤の顎骨壊死の機序は現在も解明されていない。
骨代謝回転抑制作用や血管新生抑制作用が関連している説がある。
エビスタ錠の作用機序はエストロゲン受容体を介するものであり、顎骨壊死とは関連がないと思われる。
大手術など長期安静が必要な場合は、その3日前には本剤の服用を中止し、完全に 歩行可能になるまでは投与を再開しないことと記載がある。
(エビスタ錠60mg 添付文書)