【質問】高血圧にプソイドエフェドリンを含む市販薬は選べないイメージがありますが、ディレグラの長期使用の記事を見ると中枢作用はエフェドリン>プソイドエフェドリンとありました。それでもなぜ強く注意されているのでしょうか?
【A】中枢作用は「エフェドリン>プソイドエフェドリン」ですが、プソイドエフェドリンもわずかに血圧を上昇させる恐れがあります。そのため、ディレグラ配合錠のインタビューフォームには高血圧症状を悪化に注意するよう記載されています。
経口プソイドエフェドリンは収縮期血圧と心拍数をわずかに上昇させたが、拡張期血圧は変わなかった。高用量製剤や、徐放性製剤ではなく即時放出性製剤が血圧上昇と相関していた。(Arch Intern Med. 22;165(15):1686-94, 2005)
→この報告からプソイドエフェドリンの血圧上昇効果は高くないと考えられます。
https://closedi.jp/5152/
プソイドエフェドリンが含有された医療用医薬品は国内では「ディレグラ配合錠」しかありません。高血圧に関する情報は、以下の通りインタビューフォームに記載されています。
塩酸プソイドエフェドリンの交感神経刺激作用により…