【Q】第2世代抗ヒスタミン薬の使い分けは?

第2世代抗ヒスタミン薬
・眠気がでない薬剤

  1. デザレックス錠5mg (デスロラタジン)
  2. ビラノア錠 (ビラスチン)
  3. アレグラ錠 (フェキソフェナジン)
  4. クラリチン錠 (ロラタジン)

デザレックスはロラタジンの活性代謝物。1日1回で食事の影響は受けない。
ビラノアの欠点は食後投与にすると効果が減弱するため、空腹時投与であることである。
アレグラとクラリチンは眠気の副作用が出ない反面、効果を感じにくい患者が見られる。
 
・アレロック錠 (オロパタジン)
眠気の副作用がアレグラなどと比較して出やすい分、効果が高く感じられる。
・ザイザル錠  (レボセチリジン)
眠気の副作用はアレグラとアレロックの間ぐらいの印象。1日1回1錠が通常用量であるが、1日1回2錠まで増量できることが特徴。ジルテック (セチリジン)の光学異性体。
 
効果   アレグラ=クラリチン < ザイザル < アレロック
眠気の出やすさ アレグラ=クラリチン < ザイザル < アレロック
※注 文献などのエビデンスはありません。臨床上での経験を基に記載しています。
 
 

会員登録していただくとできること
記事を全文閲覧できます。 記事を全文閲覧できます。
記事の全文が検索できます 記事の全文が検索できます。
週1回メルマガが届きます 週1回メルマガが届きます
質問投稿することができます 質問投稿することができます

関連記事

【Q】抗ヒスタミン点眼薬は何歳から使用可能か?

【A】主な抗ヒスタミン点眼剤は以下が挙げられます。点眼剤の年齢設定については使用経験がない、もしくは少ないことが主な理由です。点眼剤は全身への移行性が高くないことから、経験則的に添付文書に記載のある...

【Q】「インヴェガ」と「リスパダール」の違いは?

【A】「インヴェガ」の成分であるパリペリドンはリスペリドンの主要代謝物です。リスペリドンを服用すると体内で代謝され、パリペリドンに変化します。そのため、「インヴェガ」と「リスパダール」は共にセロトニ...

【Q】利尿剤の疾患別の使い分けは?

【A】 浮腫→ループ利尿薬が最も適している。効果が強すぎるときはチアジド系利尿薬を使用。効果が不十分な場合はチアジド系やK保持性利尿薬と併用する。 高血圧→チアジド系利用薬 Na再吸収抑制による循環血漿量減...

【Q】第2世代抗ヒスタミン薬の使い分けは?

第2世代抗ヒスタミン薬 ・眠気がでない薬剤 デザレックス錠5mg (デスロラタジン) ビラノア錠 (ビラスチン) アレグラ錠 (フェキソフェナジン) クラリチン錠 (ロラタジン) デザレックスはロラタジンの活性代謝物。1...

新着記事

シングリックス接種間隔は1か月でもいい?2か月に設定されている理由は?

【質問】 シングリックス筋注用の投与間隔について調べています。添付文書では、通常の方は初回と2回目の接種間隔が2か月、「帯状疱疹にかかりやすい18歳以上の方」の場合は1か月まで短縮できるとなっています。...

ループ利尿薬の併用目的・用量設定・降圧効果は?

【質問】 ループ利尿薬の使い分けについて。フロセミド+アゾセミド/フロセミド+トラセミド、時に3剤の併用を見かけます。どのような目的で併用しているのでしょうか?用量設定の目安は?また、降圧効果の比較...

2025年9月 承認の新医薬品22品目まとめ

2025年9月19日新医薬品として22品目承認   新医薬品 ネフィー点鼻液1mg / 点鼻液2mg ・成分名:アドレナリン ・効果効能:アナフィラキシー反応に対する補助治療 (既往がある人、または発現リスクが高い人に...

新着記事をもっと見る

医薬品供給状況

【限定出荷】リボフラビン酪酸エステル錠20mg「イセイ」

2025年10月15日 供給状況の変更情報 【供給状況の変更】 限定出荷に移行:1品目 ========================= 限定出荷 ————————————...

過去の供給情報を見る

週間ランキング

ランキングをもっと見る