【Q】第2世代抗ヒスタミン薬の使い分けは?

第2世代抗ヒスタミン薬
・眠気がでない薬剤

デザレックス錠5mg (デスロラタジン) ビラノア錠 (ビラスチン) アレグラ錠 (フェキソフェナジン) クラリチン錠 (ロラタジン)

デザレックスはロラタジンの活性代謝物。1日1回で食事の影響は受けない。
ビラノアの欠点は食後投与にすると効果が減弱するため、空腹時投与であることである。
アレグラとクラリチンは眠気の副作用が出ない反面、効果を感じにくい患者が見られる。
 
・アレロック錠 (オロパタジン)
眠気の副作用がアレグラなどと比較して出やすい分、効果が高く感じられる。
・ザイザル錠  (レボセチリジン)
眠気の副作用はアレグラとアレロックの間ぐらいの印象。1日1回1錠が通常用量であるが、1日1回2錠まで増量できることが特徴。ジルテック (セチリジン)の光学異性体。
 
効果   アレグラ=クラリチン < ザイザル < アレロック
眠気の出やすさ アレグラ=クラリチン < ザイザル < アレロック
※注 文献などのエビデンスはありません。臨床上での経験を基に記載しています。
 
 

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