【Q】利尿剤の疾患別の使い分けは?

【A】

浮腫→ループ利尿薬が最も適している。効果が強すぎるときはチアジド系利尿薬を使用。効果が不十分な場合はチアジド系やK保持性利尿薬と併用する。 高血圧→チアジド系利用薬
Na再吸収抑制による循環血漿量減少作用に加え、末梢血管拡張作用をもつため、チアジド系が第一選択。ループ利尿薬も使用されることがある。 肝硬変など高アルドステロン状態による浮腫→抗アルドステロン薬。ループ利尿薬に抵抗性があるため抗アルドステロン薬が使用される。

 

ループ利尿藥
フロセミド(ラシックス)
トラセミド(ルプラック)
アゾセミド (ダイアート)
特徴
・ヘンレループ上行脚のNa-K-2Cl共輸送体を阻害
・強力な利尿作用をもつが抵抗性を生じやすい
・尿中へのCa排泄を増加させるため、高Ca血症の改善に有用
・主な副作用 低K血症 代謝性アルカローシス 低Ca血症 低Cl血症 高尿酸血症
トラセミド(ルプラック)はアルドステロン受容体拮抗作用があり、他のループ利尿薬に比べて低K血症を起こしにくい
チアジド系利尿薬
ヒドロクロロチアジド
トリクロルメチアジド(フルイトラン)

会員登録をしていただくと全文お読みいただけます。

キーワード検索

お知らせ

  • ビジュアルDIを「薬剤師イラスト素材集」にアップデートしました。

    2021.3.6

    講演会や勉強会開催でのスライド資料作成や実習生への指導などに役に立つ「素材集」です。

    プレミアム会員のみがダウンロードできます。

  • 書籍『医薬品情報のひきだし』(医学書院)発売。

    2020.10.26

    2020年10月26日(月)にCloseDiのコンテンツをベースにした『医薬品情報のひきだし』(B5判、324頁、3600円(税抜)、医学書院)が発売されました。

    ・「医薬品情報に関する問い合わせ→回答」までのストーリーが図として1ページにまとめてあるので、わかりやすく、楽しく読み進められることが特徴です。

    ・表紙や裏表紙の裏はお役立ちツールで本に記載があるQRコードからダウンロード可能です。

    ・CloseDiの閲覧数を参考にした重要度スコアランキングも付録として掲載しています。

過去のお知らせ一覧

新着記事

【Q】動注用のアイエーコールと点滴静注用シスプラチンの違いは?

【質問】動注用のアイエーコール(シスプラチン)と抗がん剤のシスプラチンは何が違うのでしょうか。 当...

Q.ユナシン錠375mgの生体内でのアンピシリンとスルバクタムの比率は?

【質問】ユナシン(スルタミシリン)はアンピシリンとスルバクタムを物質量(モル)比1:1でエステル結...

【Q】高カリウム血症治療薬に錠剤やカプセル剤型がない理由は?

【質問】高カリウム血症治療薬に錠剤が存在しないのは何故なのかご存じの方がいらしたらご教授ください...

【Q】ビソプロロールとカルベジロールの併用は?

【質問】ビソプロロールとカルベジロールを併用することがありますか?その場合、治療目的(どんなこと...

【Q】抗菌薬の投与量、1日量が同じであれば1回量と投与間隔を変更することは可能か

Q1. 同じ1日量で、1日4回6時間ごとを1日2回12時間ごとに投与方法を変更することは薬物動態的に可能か。 ...

更新記事

【Q】腎機能に応じたセフェピムの投与量の調整は?

【A】セフェピムは腎機能低下患者においては中枢神経系の副作用 (セフェピム脳症) のリスクがあるため、...

【Q】チュアブルは噛み砕いて飲む必要があるか?咀嚼の必要性は?

【質問】チュアブルについて、錠剤の服用が難しい方に練習にもなる「噛んで飲める≒飲み込めるなら噛まな...

【Q】ラゲブリオカプセルの一包化は可能か?

【A】ラゲブリオカプセルの一包化は可能と考えられます。 ラゲブリオカプセルの一包化についてのデータ...

【Q】ラゲブリオカプセルは脱カプセルや簡易懸濁法は可能か?

【A】ラゲブリオカプセルの服薬が困難であれば、脱カプセルし、水に溶解して、懸濁液として投与すること...

【Q】肺がん患者に吸入薬が使用されるか? ステロイドや抗コリンなど推奨は?

【質問】肺がん患者に吸入薬が使用されることはありますか? また、ステロイドや抗コリンなど推奨される...

新着コメント

【Q】利尿剤の疾患別の使い分けは?

【A】 浮腫→ループ利尿薬が最も適している。効果が強すぎるときはチアジド系利尿薬を使用。効果が不十分...

【Q】妊婦・授乳婦に投与禁忌または、疑義照会の対象となる漢方薬は?

【質問】妊婦・授乳婦に投与禁忌または、疑義照会の対象となる漢方薬は?様々なホームページで禁忌の生...

【Q】自家製剤加算は「割線の有無」や「顆粒と散剤の剤形違い」で算定可能か?

【質問】自家製剤加算について質問です。半錠は「同剤形」に「同規格」がなく割線があれば算定していま...

【Q】水剤や点眼剤、貼付剤などに「開封後はなるべく速やかに使用」と記載があるが、どれくらいの期限まで使用可能か?

【質問】「開封後はなるべく速やかに使用」と水剤や貼付剤に記載されていますが、目安となる期間はどれ...

【Q】薬局から病院に点滴などを分譲することは可能か?

【質問】院外薬局に処方できる注射薬には規定がありますが、たとえば アセリオを病院が薬局に分譲依頼 →...

関連記事

【Q】「インヴェガ」と「リスパダール」の違いは?

【A】「インヴェガ」の成分であるパリペリドンはリスペリドンの主要代謝物です。リスペリドンを服用すると体内で代謝され、パリペリドンに変化します。そのため、「インヴェガ」と「リスパダール」は共にセロトニ...

【Q】利尿剤の疾患別の使い分けは?

【A】 浮腫→ループ利尿薬が最も適している。効果が強すぎるときはチアジド系利尿薬を使用。効果が不十分な場合はチアジド系やK保持性利尿薬と併用する。 高血圧→チアジド系利用薬 Na再吸収抑制による循環血漿量減...

【Q】ループ利尿薬の換算・使い分けは?

【コメント】フロセミド (ラシックス)は持続時間は短いが高血圧などの適応症が多く、急性期に使いやすい。アゾセミド (ダイアート) は持続時間が長く、うっ血性心不全群に対してフロセミドよりも優れているとの...

【Q】第2世代抗ヒスタミン薬の使い分けは?

第2世代抗ヒスタミン薬 ・眠気がでない薬剤 デザレックス錠5mg (デスロラタジン) ビラノア錠 (ビラスチン) アレグラ錠 (フェキソフェナジン) クラリチン錠 (ロラタジン) デザレックスはロラタジンの活性代謝物。1...