【Q】ラシックス注とビーフリード輸液は混合可能か?配合変化はあるか?

【A】ラシックス注とビーフリード輸液を混合後、24時間経過後、「pH6.76、外観は無色透明」と大きく変化はなく、配合変化はないと考えられる。よって24時間以内であれば混合可能であると考えられる。ラシックス注20mgのpH変動試験結果によるとpH6.32以下で白色→沈殿する。

(参考 : ビーフリード輸液 配合変化表 大塚製薬工場)

 

ラシックス注20mg, 100mg   pH 8.6~9.6
(ラシックス注 添付文書)

ビーフリード輸液 (上室、下室混合) pH6.7
(ビーフリード輸液 添付文書)

ラシックス注20mg pH変動試験 pH6.32以下で白色→沈殿
(ラシックス注 インタビューフォーム)

 

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