【A】ランタスXR注はランタス注の濃度を3倍にした製剤で、ランタス注を改良した製剤と位置付けされています。濃度を高くすることで注射液量が少なく、薬液の皮下での沈殿物が濃縮されており、表面積が小さいためにゆっくりと放出されます。その結果、投与部位からの吸収がより穏やかになるため、インスリンの血中濃度が安定し、血糖値がピークのない平坦な推移を認めることが報告されています。吸収が穏やかであるため、より安定した血糖コントロールができます。
なお、空打ちの際の排出量は従来に比べ少ないため、3単位で設定されています。