【A】ランタスXR注はランタス注の濃度を3倍にした製剤で、ランタス注を改良した製剤と位置付けされています。濃度を高くすることで注射液量が少なく、薬液の皮下での沈殿物が濃縮されており、表面積が小さいためにゆっくりと放出されます。その結果、投与部位からの吸収がより穏やかになるため、インスリンの血中濃度が安定し、血糖値がピークのない平坦な推移を認めることが報告されています。吸収が穏やかであるため、より安定した血糖コントロールができます。
なお、空打ちの際の排出量は従来に比べ少ないため、3単位で設定されています。
ランタス注→ランタスXRへの切り替え方法について
インスリングラルギン100単位/mL製剤から本剤に変更する場合:通常初期用量は、前治療のインスリングラルギン100単位/mL製剤の1日投与量と同単位を目安として投与を開始する。(ランタスXR注ソロスター 添付文書)
→ランタス注からランタスXRへの切り替えは同じ単位で問題ないとされています。ただし以下の記載があり、薬物動態が異なるため、完全に同等の効果を示すわけではないと考えられます。
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