ロナセンテープは半分に切ることができるか?

【A】ロナセンテープは薬を含む膏体が支持体とライナーの間にあるマトリックス型の経皮吸収剤です。そのため半分に切っても使用することができると考えられます。しかし、切ることにより剥がれやすくなったり、薬の吸収量が変わる可能性があります。そのため、原則として半分に切ることは推奨されません。もし、剥がれてしまった場合は絆創膏やテープなどで補強が必要です。

ロナセンテープの患者用指導箋には「ロナセンテープはハサミなどで切って使用しないでください。」と記載されています。

それに対して、ニトロダーム TTSにようなリザーバー型の経皮吸収剤は切断面から成分が流出してしまうため、半分に切ることはできません。

 

ロナセンテープの断面図

 

 

 

 

会員登録をしていただくと全文お読みいただけます。

会員登録していただくとできること
記事を全文閲覧できます。 記事を全文閲覧できます。
記事の全文が検索できます 記事の全文が検索できます。
週1回メルマガが届きます 週1回メルマガが届きます
質問投稿することができます 質問投稿することができます

関連記事

ロナセンテープは半分に切ることができるか?

【A】ロナセンテープは薬を含む膏体が支持体とライナーの間にあるマトリックス型の経皮吸収剤です。そのため半分に切っても使用することができると考えられます。しかし、切ることにより剥がれやすくなったり、薬...

【Q】ビソノテープは半分に切って貼付することは可能か?

  【A】ビソノテープは単位面積当たりのビソプロロールの濃度が一定であり、半分に切ることで、有効成分が漏れ出すことはないため、半量のビソプロロールが投与できると考えられる。ただし、切って貼付する...

新着記事

ロスーゼット錠、エゼアト錠、リバゼブ錠の一包化の可否は?

【質問】ロスーゼット、エゼアト、リバゼブの一包化は可として良いでしょうか。一包化が必要な患者については、配合剤ではなく、それぞれ処方してもらった方が適切なのでしょうか。 【回答】 ロスーゼット配合錠 ...

緑内障患者への抗コリン作用薬処方時の対応と判断基準は?

【質問】緑内障で抗コリン作用薬が使用できない閉塞隅角緑内障か、使用することで急性緑内障発作の可能性がある狭隅角か、使用可能な緑内障か、どのように判断していますか? 日本眼科医会の緑内障連絡カードや本...

ゲンタマイシン注の投与におけるトラフ値・ピーク値は?

【質問】ゲンタマイシン注(GM)についてご教示ください。 中等度腎機能低下で150mg1日1回の投与方法で開始したところ、トラフ値1.8、ピーク値10前後(だったと思います)の結果を受けて60mg1日1回へ減量しま...

新着記事をもっと見る