【A】ビソノテープは単位面積当たりのビソプロロールの濃度が一定であり、半分に切ることで、有効成分が漏れ出すことはないため、半量のビソプロロールが投与できると考えられる。ただし、切って貼付する場合は、粘着層が剥き出しとなり、剥がれやすくなるため、絆創膏やフィルムなどで補強する必要がある。
(参考 : トーアエイヨーHPより 2019年12月現在は削除されている)
ニトロダームTTSのように放出制御膜薬物貯蔵層からのニトログリセリンの放出を制御する高分子フィルムが使用されている貼付剤は放出速度が変化するため、半分に切ることができない。
フェンタニルテープを半面貼付するためにテガダーム (スリーエム ヘルスケア (株)) を使用した文献も報告されている。
(がん疼痛患者におけるフェンタニルパッチ2.5 mg製剤半面貼付の検討 YAKUGAKU ZASSHI 128. (3) 447-450, 2008)