【Q】スインプロイク (ナルデメジン) の作用機序は?

【A】
・消化管においてオピオイド受容体に結合しオピオイド鎮痛薬に対する拮抗作用を示すことでオピオイド誘発性便秘症 (OIC) を改善させる。
・オピオイド鎮痛薬は中枢のμオピオイド受容体を介して鎮痛効果を発揮する。スインプロイク (ナルデメジン)は消化管においてオピオイド受容体に結合するため、鎮痛効果に影響はない。
・オピオイド投与を中止する場合はスインプロイク (ナルデメジン) も中止する必要がある。
・主な副作用は、下痢(18%)、腹痛(2%)。(国内第Ⅲ相がん患者対象検証試験より)
・薬価収載日が2017年5月24日であるため、新規医薬品投与制限解除は2018年6月1日からである。
・薬価 272.10円
 
(スインプロイク錠 添付文書 第2版)
http://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/ResultDataSetPDF/340018_2359007F1020_1_02
 
(スインプロイク錠 インタビューフォーム 第3版)
https://www.shionogi.co.jp/med/download.php?h=db3b979b1815b63a8f057071a043669f
 

会員登録していただくとできること
記事を全文閲覧できます。 記事を全文閲覧できます。
記事の全文が検索できます 記事の全文が検索できます。
週1回メルマガが届きます 週1回メルマガが届きます
質問投稿することができます 質問投稿することができます

関連記事

記事は見つかりませんでした。

新着記事

亜鉛製剤による銅欠乏リスク:血清亜鉛値が正常でも銅の定期測定は必要か?

【質問】貧血傾向がある方で、ポラプレジンクや酢酸亜鉛などの亜鉛補充の薬を長期的に内服していた場合の銅欠乏の副作用についてどのようにフォローすべきなのかご教示ください。 採血で亜鉛の項目を確認すること...

欠食はSERMの血栓症、活性型VD3の高Ca血症リスクを高めるか?

【質問】欠食は、SERMと活性型VD3製剤の副作用リスク因子となるか。 SERMの静脈血栓症、活性型VD3製剤の高カルシウムの副作用について。 1食抜くと400mlの水分不足となると言われていますが、摂取水分の減少の面...

CLAPでのゲンタマイシン投与、腎機能低下時は全身投与と同じように減量する?

【質問】骨軟部組織感染症に対する局所高濃度抗菌薬灌流療法においてゲンタマイシンを使用する際、腎機能低下がある場合の用量設定はどのように考えればよろしいのでしょうか。全身投与と同じ考え方となりますか...

新着記事をもっと見る