【コメント】
メリスモン注射は更年期障害に効果がある薬剤として使用されている。作用機序は現在もわかっていない。(アンチエイジングとして使われている?)
特定生物由来製品であるため記録簿を20年間保存する必要があり。またヒトの臍帯及び羊膜を除いた胎盤を使用しているため、変異型クロイツフェルトヤコブ病などの感染リスクは完全には排除できない。
以下メリスモン注射についてまとめた。
メリスモン注射
・用法 1日1回2mlを毎日または確実に皮下注射
・適応 更年期障害、乳汁分泌不全
・胎盤絨毛分解物の水溶性物質 (ヒトの臍帯及び羊膜を除いた胎盤を使用)
・特定生物由来製品であるため記録簿を20年間保存する必要がある。
・作用機序はあきらかではない。
・変異型クロイツフェルトヤコブ病などの感染リスクは完全には排除できない。
・安全性について
皮下注射、筋肉注射での重大な副作用は確認されていない
静脈注、点滴注射では副作用が散見され、安全性は確立していない。
感染症の危険性は極めて少ない
・ラエンネック(ヒトの臍帯及び羊膜付き胎盤を使用)もメルスモンと同じ成分であるが、適応は慢性肝疾患における肝機能の改善